奈良の新春の風物詩壮
古都奈良に早春を告げる伝統行事「若草山焼き」が、奈良公園若草山で、1月23日に行われる。
山焼きは約600発もの打ち上げ花火の合図の後、33ヘクタールの草地に一斉に火がつけられ、燃え盛る炎は、奈良の冬の澄んだ夜空を赤く染め、山全体が浮かび上がる姿は壮観で、多くの人々で賑わう。
「あったか汁もん市」も開設
「若草山焼き」は、毎年1月第4土曜日に実施され、春日大社・興福寺・東大寺の神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊、さらには奈良全体の防火と、世界の人々の平安を祈る行事。
18:15に大花火の打ち上げがあり、県内唯一の「尺玉」花火が打ち上げられ、迫力のある約600発の花火が新春の奈良の夜空を彩る。
その後、奈良市消防団約300人により、山麓中央の大かがり火から松明に火を移し、若草山の正面に火を運び、法螺貝・ラッパ・号砲の合図で草地に一斉点火される。
また、若草山山麓では午後から、巨大な鹿せんべいを、若草山から爽快に飛ばす大会イベント「鹿せんべい飛ばし大会」(12:30~15:00)や音楽の奉納(16:00~、18:30~)などを開催。
2015年2月に開催された、奈良県のご当地グルメを全国に発信する「第2回あったかもんグランプリ」で入賞をはたした鍋物などが味わえる「あったか汁もん市」(13:00~19:00)も開設予定となっていて、1日中楽しめる。

奈良市観光協会 公式サイト
http://narashikanko.or.jp/index.php奈良県 プレスリリース
http://www.pref.nara.jp/secure/133129/houdoushiryo1222.pdf