佐賀の町中のあちこちで多彩なお雛さまを楽しめる
佐賀市では、佐賀に春の訪れを告げる「第16回 佐賀城下ひなまつり」が、徴古館・佐賀市歴史民俗館ほかで、2月11日から3月31日まで開催される。
期間中は、佐賀藩鍋島家伝来の雛人形をはじめ、鍋島小紋や手織り佐賀錦などのおひなさまが豪華絢爛に勢ぞろい。骨董市やハンドメイドフェアなども開かれ、城下町の散策を楽しむことができる。
徴古館では鍋島家の雛人形・雛道具、約500点を展示
徴古館では、企画展「鍋島家の雛祭り」を開催。長さ6メートルと5メートルの2つの大雛段飾り展示され、侯爵鍋島家(旧佐賀藩主)で実際に飾られていた雛人形・雛道具たち約500点を見ることができる。今年は鍋島家伝来の漆工芸品も特別展示。雛段の迫力と愛らしいお人形、細やかな雛道具の世界が堪能できる。
旧古賀家の「鍋島小紋のひなまつり」では、佐賀藩の裃の文様である「鍋島小紋」を雛人形に着せた愛らしいおひなさまを展示。今年のテーマは「彩の春」。また、佐賀市文化連盟による生け花の演出をはじめ、週末を中心に琴の演奏や離れの茶室での呈茶サービスを実施。
旧福田家の「佐賀錦のひなまつり」では、手織り佐賀錦をまとった絢爛豪華な雛人形を展示するほか、佐賀錦手織り体験と色紙びなづくりの体験イベントも開催。
旧三省銀行の「鍋島緞通で飾るひなまつり」では、佐賀で340年の歴史を誇る「鍋島緞通の製作実演が行われるほか、鍋島緞通に座りお茶を飲みくつろぐことができる贅沢なスペースも用意される。
ほかにも、旧古賀銀行、旧森永家、肥前通仙亭、佐賀城本丸歴史館、旧久富家などで、雛人形の展示をはじめ多彩な催しが予定されている。
(画像は公式パンフレットより)

佐賀市観光協会「sagabai.com/佐賀城下ひなまつり」
http://www.sagabai.com/main/844.html公式パンフレット(PDF)
http://www.sagabai.com/html/site_files/file/hina2016