お茶や甘酒を楽しみながら梅の花を観賞できる
広島市の縮景園では、早春恒例の「梅見茶会」が、2月21日に開催される。
園内には、紅梅、白梅あわせて17種類約110本が植えられ、梅の見ごろにあわせて催される茶会で、昭和40年から始まり、今年で52回目。清風館に本席が、梅林に甘酒席が設けられ、それぞれお茶や甘酒を楽しみながら梅の開花の様子を観賞できる。
「盆栽展」や「にわかふぇ」も開催中
縮景園は、広島藩主浅野長晟が、元和6年(1620)から別邸の庭園として築成した、回遊式庭園で、作庭者は茶人として知られる家老の上田宗箇。
昭和15年(1940)浅野家から広島県に寄付され、原爆によって壊滅状態になったが、戦災前の景観に復すべく整備をすすめ、清風館、明月亭などの亭館も復元。四季を通じて様々な表情を見せ、市民の憩いの場として親しまれている。
2月11日から21日までは、美術館前の芝生広場を中心に、「盆栽展」や「にわかふぇ」も開催。「盆栽展」では、色とりどり梅の花と香に包まれたなか、広島盆栽組合のみなさんが出品した盆栽を展示。即売会も行われる。
また、昨年秋、美術館前の芝生広場に現れた「にわかふぇ」が「梅の章」として再び姿を現し、春を運ぶ梅の花が彩る庭園を楽しみながら、着物姿のスタッフによるおもてなしを受けることができる。

縮景園 公式サイト
http://shukkeien.jp/