最高傑作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」初来日
東京・六本木の国立新美術館では、「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」が、4月27日から8月22日まで開催される。
ルノワールの最高傑作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」が初来日となるほか、最晩年の大作「浴女たち」も初来日。「都会のダンス」と「田舎のダンス」が45年ぶりにそろって来日するなど、ルノワールの全貌を代表作とともに辿る、またとない機会で、注目の展覧会となっている。
初期作品から晩年の大作まで、多様な画業を全10章で紹介
同展は、世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る、オルセー美術館とオランジュリー美術館が所蔵する、100点を超える絵画や彫刻、デッサンなど貴重な資料の数々によって画家ピエール・ オーギュスト・ ルノワールの全貌に迫る。
構成は、1章 印象派へ向かって、2章 「 私は人物画家だ」 :肖像画の制作、3章 「風景画家の手技」、4章 “現代生活”を描く、5章 「 絵の労働者」:ルノワールのデッサン、6章 子どもたち、7章 「花の絵のように美しい」、8章 「ピアノを弾く少女たち」の周辺、9章 身近な人たちの絵と肖像画、10章 裸婦、「芸術に不可欠な形式のひとつ」。
写実的な初期作品から、薔薇色の裸婦を描いた晩年の大作まで、多様な展開を見せたその画業を、全10章を通して紹介。ルノワールが辿った、常に挑戦であり、終わることのない探究の道のりを目の当たりにすることができる。

「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」 公式サイト
http://renoir.exhn.jp/