豪華絢爛な曳山と子ども歌舞伎が春を彩る
湖北の春を彩る「長浜曳山まつり」が、長浜市街地一帯で、4月9日から4月16日まで開催される。
動く美術館と言われる豪華絢爛な曳山と子ども歌舞伎で有名で、長浜曳山祭の曳山行事として、国の重要無形民俗文化財にも指定される。
15日の祭礼本日では、舞台付曳山12基の内から交替で曳き出される4基の曳山(出番山)と、形の異なる長刀山が巡行し、長浜八幡宮やお旅所への道中、お旅所で歌舞伎(狂言)が披露され、多くの人出で賑わう。
15日夜のお旅所で祭りはクライマックスを迎える
主な行事予定は、9日「線香番」、9日~12日「裸参り」、13日「神輿渡御」「くじ取り式」「十三日番」。「十三日番」では、午後6時ごろから、出番山組町内に曳き出された曳山の舞台で、はじめて本衣装と化粧をした子ども役者が歌舞伎を演じる。
14日は、午前には、出番山組町内で子ども歌舞伎。午後には「登り山」が行われ、翌日の祭礼本日に備えて、子ども役者を乗せた曳山が、4番山から順番に長浜八幡宮の境内に集まる。
15日は、午前10時ごろから長浜八幡宮境内で、くじの順番に4つの山組が子ども歌舞伎を奉納。壱番山では、三番叟がありその後に歌舞伎が行われる。その後、曳山はお旅所に向かい道中6か所で歌舞伎が演じられ、最後にお旅所の神前に歌舞伎が奉納される。
歌舞伎が終わる午後9時ごろに「しゃぎり」のなるなか神輿がお旅所から長浜八幡宮へ戻り、神輿が帰ると、「戻り山」が行われ、長刀組を先頭に続いて壱番山から順に提灯のともった曳山がお旅所から各町内へ戻る。
16日は、「後宴狂言」が行われ、午前9時ごろから夜の千秋楽まで数回にわたり、子ども歌舞伎を出番山組町内で見ることができる。

長浜市曳山博物館 公式サイト
http://www.nagahama-hikiyama.or.jp/