中村誠氏の資生堂時代の仕事を詳細に振り返る
資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座・東京銀座資生堂ビル)では、昨年永眠したグラフィックデザイナーでアートディレクター、中村誠氏の資生堂時代の仕事を詳細に振り返る、没後初めての回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を、6月3日から6月29日まで開催する。
中村氏の創作プロセスに迫り、傑作ポスターの数々も紹介
中村氏は、資生堂に入社後、1950年代半ばから80年代にかけて数多くの広告を手がけ、国内外で多数の賞を受け、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に作品が収蔵されるなど、世界的にも高い評価を得ている。
同展覧会では、モデルに山口小夜子さんを起用した広告や、香水のシリーズなど、中村氏の美意識が存分に味わえる、傑作ポスターの数々を紹介。また、自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターも紹介し、中村氏の創作プロセスに迫る。
また、現在の資生堂宣伝・デザイン部に在籍するアートディレクター3名が、 自由なイメージで次代の美人像を表現するポスター展「Beauty Graphics 2014 3人の資生堂アートディレクター展」も、6月2日から6月28日の期間で同時開催となっている。

資生堂 「SHISEIDO GALLERY」
https://www.shiseidogroup.jp/gallery/