愛染娘を乗せ宝恵駕籠が谷町筋を練り歩く
住吉大社、天神祭に並び、大阪三大夏祭りの一つとして、古くから親しまれる、「愛染(あいぜん)まつり」が、6月30日から7月2日まで、愛染堂勝鬘院(愛染さん) で開催される。
秘仏・愛染明王の特別ご開帳をはじめ、総本山四天王寺の管長をはじめ高僧が集まり厄除け祈願法要が行われ、多く人々が参拝に訪れる。
また、宝恵駕籠(ほえかご)に浴衣姿の愛染娘たちを乗せて、掛け声とともに谷町筋を練り歩く初日のパレードも人気で、期間中は、連日18時より芸能大会や祭り囃子などが演じられ、多くの人出で賑わう。
関西で最初に浴衣を着る夏祭り
宝恵駕籠パレード(6月30日)は、出発式(12:30頃~13:20頃/あべのキューズモール3階スカイコート)の後、あべの地下センターを経て、愛染堂(15;00頃到着)の約1.5キロを「愛染さんじゃ~、ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ」などの掛け声とともに練り歩く、「愛染まつり」の一大イベント。
宝永年間に芸妓(芸者さん)が駕籠に乗って愛染祭にお参りに来ていたのを再現したもので、十数年前までは一般公募で選ばれる愛染娘ではなく、北新地や今里の芸者さんたちがパレードしていたもの。
愛染堂に到着した宝恵駕籠は、愛染娘を乗せ、境内奥の多宝塔の前にて高々と「かご上げ」され、一層の盛り上がりを見せる。
「愛染まつり」は、関西で最初に浴衣を着る夏祭りとして知られ、連日18時から、浴衣で参拝したひと先着100名(合計300名)に、愛染娘から愛のブレスレット「ラブ・ブレスまき」のプレゼントも予定されている。

愛染堂勝鬘院 公式サイト
http://www.aizendo.com/