20000発の花火が打ちあがる、夏の夜空を彩る風物詩
東京の夏の夜空を彩る風物詩「第37回 隅田川花火大会」が、7月26日に開催される。
伝統の「両国川開き花火大会」を継承する行事として、広く親しまれている花火大会で、第1会場は、桜橋下流~言問橋上流(丸玉屋小勝煙火店/9350発 コンクール玉200発を含む) 、第2会場は、駒形橋下流~厩橋上流(ホソヤエンタープライズ/10650発)で、合計20000発の花火が打ちあがる。
日本最古の歴史を持つ花火大会
「隅田川花火大会」は、享保17年(1732年)の大飢餓で多くの餓死者が出、更に疫病が流行し、翌18年5月28日(旧暦)、幕府(8代将軍吉宗)が、犠牲となった人々の慰霊と悪病退散を祈り、隅田川で水神祭を行った際、両国橋周辺の料理屋が公許により花火を上げたことが由来とされ、記録の残るものとしては日本最古の花火大会という。
その後、両国川開きの花火は、鍵屋と玉屋との競演などにより、江戸の夏の風物詩として親しまれ、明治維新や第2次世界大戦などにより数度中断したものの、1978年に現在の「隅田川花火大会」に名称を変えて復活。以後毎年続けられ、江戸の情緒を今に伝えている。

「第37回 隅田川花火大会」 公式サイト
http://sumidagawa-hanabi.com/index.html