「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」
横浜市で3年に1度行われる現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2014」が、横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)を主会場として、8月1日より11月3日までの89日間開催される。
アーティスティック・ディレクターに美術家の森村泰昌氏を迎え、展覧会タイトルは、レイ・ブラッドベリ作のSF小説「華氏451度」に由来する「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。
“私達はなにかたいせつな忘れ物をしていないだろうか”と、「忘却」の重みについてあらためて考えさせられる展覧会となっている。
「忘却の海」へと向かう冒険の旅
展覧会の構成は、ふたつの序章と11の挿話からなる“「忘却の海」の漂流譚”。
「横浜美術館前の序章:アンモニュメンタルなモニュメント」(横浜美術館屋外)、「グランドギャラリーの序章:世界の中心にはなにがある?」(横浜美術館)にはじまり、 「第1話:沈黙とささやきに耳をかたむける」、「第2話:漂流する教室にであう」、「第3話:華氏451はいかに芸術にあらわれたか」などの漂流譚が展開する。
展覧会に合わせて、アーティストによるプロジェクトや、トーク、国際シンポジウム、ワークショップ、鑑賞プログラムなど数多くのイベントも開催され、「創造界隈拠点連携プログラム」なども予定されている。

「ヨコハマトリエンナーレ2014」 公式サイト
http://www.yokohamatriennale.jp/2014/