企画展「花咲くラリックと金唐紙」
うだるような暑さの続く今日この頃。箱根ラリック美術館へ、涼しげなガラスの美術品に出会いに出かけてみてはいかがだろうか。
箱根ラリック美術館では、現在企画展として「花咲くラリックと金唐紙」を開催中。自然をモチーフとしたデザインで共通するルネ・ラリックの作品と日本工芸の金唐紙のハーモニーを楽しむことができる。
ジュエリー作家からガラス工芸家へ
多くの美しいガラス工芸作品を残したルネ・ラリックは、はじめはジュエリー作家として活躍した。1900年のパリ万博で、斬新なデザインのジュエリーがブレイクし、人気を博した。
その後、コティ社の香水瓶を作成したことをきっかけに、ガラス工芸家としての道を歩み始めたラリックは、クリアガラスを素材とした作品を多く残している。
オリエント急行でティータイム
ラリックは、オリエント急行の、贅を尽くした豪華なサロンカーの室内装飾も手がけた。箱根ラリック美術館では、このサロンカー「LE TRAIN」で、専属クルーの解説をききながら、優雅なティータイムを楽しむことができる。
ブドウと男女の像が浮き彫りにされた装飾パネル「彫像と葡萄」、ラリックの娘であるスザンヌがデザインした「花束」などの空間装飾が、贅沢な時間を演出してくれる。

箱根ラリック美術館ホームページ
http://www.lalique-museum.com/