古典的巨匠の到達点とあわせて、現代の新しい「だまし絵」への挑戦を紹介
Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂)では、“Bunkamura25周年特別企画”「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」を、8月9日から10月5日まで開催する。
2009年の「だまし絵」展は、東京・名古屋・神戸の3会場計75万人という驚異的な動員数を記録。その続編となる今回は、多岐にわたり進化していく現代美術の展開に重きをおき、視覚的に興味深く、芸術性に優れた作品を選び、先達者としての古典的巨匠の到達点とあわせて、現代の新しい「だまし絵」への挑戦を紹介する。
視覚的詐術によるカテゴリーに分類して展観
展覧会の構成は、古典的傑作を集めたプロローグに続き、現代の新しい「だまし絵」を、視覚的詐術によるカテゴリーに分類して展観。「トロンプ・ルイユ」「シャドウ、シルエット&ミラーイメージ」「オプ・イリュージョン」「アナモルフォーズ・メタモルフォーズ」 のカテゴリーに分類し、その仕掛けを解き明かす。
プロローグでは、アルチンボルド「司書」、ピアーソン「鷹狩道具のある壁龕」、「トロンプ・ルイユ」では、ヴィック・ムニーズの「裏面」シリーズ、「シャドウ、シルエット&ミラーイメージ」では福田繁雄「アンダーグランド・ピアノ」、「オプ・イリュージョン」パトリック・ヒューズ「広重とヒューズ」など、見る人の目を見事に欺く技法の、数々の名作が出展予定となっている。

「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」 公式サイト
http://www.damashie2.com/index.html