ボランティアにより運営される日本で一番古い映画祭
大分県・湯布院では、日本で一番古い映画祭「第39回湯布院映画祭」が、湯布院公民館などで、8月27日から8月31日までの5日間開催される。
湯布院町の村おこしと大分市の映画ファングループが意気投合して生まれた映画祭で、日本映画のファンと日本映画の作り手が出会う場としての映画祭というのがコンセプト。全員がボランティアからなる湯布院映画祭実行委員会によって運営されている。
特集は「東宝映画特集」、70年代前後の作品を中心に上映
今年の特集は、「東宝映画特集」で、27日のJR由布院駅前広場で行われる前夜祭では、「日本一のホラ吹き男」(監督:古澤憲吾 1964年)を上映。
「白昼の襲撃」(監督:西村潔 1970年)、「春琴抄」(監督:西河克己 1976年)、「誘拐」(監督:大河原孝夫 1997年)、「あこがれ」(監督:恩地日出夫 1966年)、「俺たちの荒野」(監督:出目昌伸 1969年)、「はつ恋」(監督:小谷承靖 1975年)など、1970年代前後の作品を中心に上映。
新作映画では、この秋公開の、「がじまる食堂の恋」(監督:大谷健太郎)、 「海を感じる時」(監督:安藤尋)などが上映予定となっている。
上映後はシンポジウムが行われ、制作サイドから数名を招き苦労話や裏話など会場だけのマル秘話も聞くことができ、参加者からは賛否両論のさまざまな意見や感想が次々に出て白熱する。また、毎夜22:00からはパーティが開催され、おいしい料理と酒を楽しみながら、参加ゲストである映画の作り手側と直接話し合うことができる。

「湯布院映画祭」 公式サイト
http://www.d-b.ne.jp/yufuin-c/index.html