「PFFアワード」と「招待作品部門」の2本柱で展開
自主製作映画の登竜門とも言われる映画祭「第36回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」が、東京国立近代美術館フィルムセンターで、9月13日から25日の期間で開催される。
映画祭は、“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマとする映画コンペティション「PFFアワード」と、国内外の貴重な作品などを紹介する「招待作品部門」の2本柱で展開。
今年は初の試みとして、映画祭前半の9月13日~19日に、「PFFアワード」入選21作品を一挙上映。会場の観客の投票で決定する「観客賞」を設け、選ばれた作品は25日の表彰式にて発表する。
第23回PFFスカラシップ作品、鶴岡慧子監督「過ぐる日のやまねこ」プレミア上映
「PFFアワード」は、一般公募で集まった自主製作映画を選定、上映するコンペティション部門として、今日まで新しい才能を発見し紹介し続け、多くの監督たちがプロの映画監督として第一線で活躍。新しい才能が集う場所として広く認知される。
作品のジャンル、上映時間、応募者の年齢、国籍等、一切制限を設けない、映画コンペティションで、今年の応募総数は528本で、21本が入選。入選作品は、短編、中編、長編、そして、ドラマ、ドキュメンタリー、アニメーションと多岐に亘る。
「招待作品部門」は、今映画を志す人たちにとって役立つ企画で、120年にならんとする映画の歴史から、今、観ておいて欲しい作品と、今、聞いていておきたい体験談、そして、明日へと繋がるヒント溢れるラインナップ。
「羽仁進監督特集」、「素晴らしい特撮の世界」、「SF映画特集」、「『ワンピース』プロジェクト20周年記念特別企画」、「映画監督への道~私を駆り立てるもの~」の5つの企画で構成する。
また、「PFFアワード2012」において、見事グランプリ、ジェムストーン賞(日活賞)のW受賞を果たした鶴岡慧子監督の第23回PFFスカラシップ作品「過ぐる日のやまねこ」が、第36回PFFクロージング作品として初お披露目となる。
同映画祭は、東京以降、京都、名古屋、神戸、福岡を巡回予定。

「第36回PFF」 公式サイト
http://pff.jp/36th/