主に江戸期の建物を会場に約70組のアーティストが集う
滋賀県近江八幡市では、国際芸術祭「BIWAKO ビエンナーレ2014」が、近江八幡市旧市街で、9月13日から11月9日まで開催される。
今回のテーマは、“泡沫~UTAKATA”。2つのエリア(旧市街地エリア、八幡山エリア)、10会場以上の主に江戸期の建物で、国内外から約70組のアーティストが集い、はかなくも美しい秋の2か月間を彩る。
現代アートにより、長く放置されていた空間が輝きを取り戻す
この芸術祭は、総合ディレクター中田洋子のもと、国内外の芸術家を滋賀県に招請し、近江八幡地域住民と協働して使われなくなった日本家屋を修繕・清掃したうえで、再生された日本家屋にはアートオブジェを配置し一般に公開するもの。
近江八幡旧市街の空き町家やもと造り酒屋など主に江戸期の建物を会場とし、それぞれの作家が作品を展示。長く放置されていた空間が輝きを取り戻し蘇る。
参加アーティストは、青木美歌、淺野健一、リッカルド・ピロバーノ、アネット/レスリー、あわ屋、アンテナ、池原悠太など69作家を予定。小篠弘子や川内倫子、黒田アキなどの著名なアーティストも参加する。
2010年(第4回)より常設展示される、青木美歌「未生命の遊槽」や、関西でのプロジェクション・マッピングの第一人者Circle Side(サークルサイド)による酒屋「西勝酒造」(2008年に廃業)の蔵空間を使ったインタラクティブな光のインスタレーション、国際的に活躍する写真家川内倫子とファッションデザイナーNOMA t.dがコラボし新領域に挑む作品など、現代アート作品を、町を散策しながら楽しむことができる。
期間中は、展示作品のナイトツアーや、歌やピアノ、コンテンポラリーダンスなどのパフォーマンスなども予定されている。

「BIWAKO ビエンナーレ」 公式サイト
http://energyfield.org/biwakobiennale/