地球の記憶が込められた砂による造形
港町横浜中本牧で11月3日まで、「砂の彫刻展」が開催されている。
2014年、東アジア地域の文化芸術による発展を目指す「東アジア文化都市」として中国、韓国の都市と共に選定された横浜市。
この地で、日本、中国、韓国をはじめ世界の砂像彫刻家たちが、それぞれの歴史、互いの文化を讃え、共感と対話を生み出す機会となることを目指して、創り上げた彫刻作品を楽しむことができる。
鳥取砂丘の砂と横浜の水
砂の彫刻は、砂を固めて積み上げピラミッド状にし、ここから思い思いの形を彫り上げていく。今回の展示では、高さ3メートルを超えるようなダイナミックな作品が数多く展示されている。この大きな作品、素材は鳥取砂丘の砂と横浜の水のみ。
砂と水だけで作られているとは考えられないほどの大きさと精巧な彫刻の数々、子供のころに作った砂のお城もいいけれど、プロ集団による砂の彫刻は一見の価値あり!
芸術プロデューサーは茶圓勝彦氏
国境を越えて集まった砂像彫刻たちを率いたのは、日本では数少ないプロ砂像彫刻家で鳥取砂丘砂の美術館、総合プロデューサーの茶圓勝彦氏。2009年「ニューズウィーク日本版」「世界が尊敬する100人の日本人」にも選ばれている。

東アジア文化都市2014横浜ホームページ
http://www.yokohamasand.jp/