聴覚&視覚で「感じる」作品群
森美術館が9月20日(土)~1月4日(日)の間、「MAMプロジェクト022~ヤコブ・キルケゴール」を開催する。
ヤコブ・キルケゴールは、1975年デンマークに生まれた作家で、人間の聴覚をテーマに作品を制作している。砂漠や氷山、チェルノブイリの廃墟など、普通では踏み入ることのできない場所の音を顕在化する作品から、私たちはその体感を通して世界を捉え直すことができる。
MAMプロジェクトとは
この展覧会は森美術館の「MAMプロジェクト」の第22弾として開催される。
「MAMプロジェクト」とは、森美術館が世界に芽生えている多彩な才能に焦点をあて、小規模な個展を開くプロジェクトシリーズ。2004年にスタートし、世界各国の才能豊かなアーティストを紹介している。
福島のサウンド・ビデオ・インスタレーション
本展覧会のための新作「スティグマ(徴(しるし))」は、福島の自然を主題としたサウンド・ビデオ・インスタレーション。
「フクシマ」の記憶を伴った美しい自然の風景と、その場所で録音と再生を繰り返し増幅された音に包まれて、私たちの自然観を揺さぶる作品となっている。
他展覧会、東京シティビューにも入館できる
入館料は一般1500円、高校・大学生1000円、4歳から中学生500円。同時に開催されている「リー・ミンウェイとその関係展」や展望台東京シティビュー(スカイデッキを除く)にも入場できる。

森美術館ホームページ
http://www.mori.art.museum/contents/