“光のふしぎ、未知の輝きに迫る”
国立科学博物館 (東京・上野公園)では、美しい光の世界を紹介し、“光のふしぎ、未知の輝きに迫る”特別展「ヒカリ展」が、平成26年10月28日から27年2月22日まで開催される。
目に見える光、すなわち可視光だけでなく、電波や赤外線、紫外線、X線などを含む広い意味での光について、太陽や星、オーロラ、光る石、光る生物など、自然界に存在するさまざまな「光」を集め、その魅力やふしぎに迫る。
「宇宙」「地球」「人」をキーワードに光の世界を紹介
主な見どころは、「宇宙と光」では、最新の望遠鏡や観測衛星がとらえた宇宙の光を波長ごとに分けダイナミックに展示紹介。宇宙から降り注ぐ多様な光の世界へ誘う。また、オーロラの最新観測成果や観測拠点とのリアルタイム中継、オーロラシアターなどを通して、オーロラが知らせる太陽と地球の関係、そして運用が進む宇宙天気予報の最前線を紹介する。
「地球と光」では、国立科学博物館と糸魚川フォッサマグナミュージアムが所蔵する蛍光鉱物を一堂に集め、国内では最大級の規模で展示。ルビーやオパール、方解石や蛍石、珪亜鉛鉱などの蛍光鉱物が織りなす妖しい輝きを体感できる。
また、蛍光タンパク質の応用研究の中で生み出された「光るシルク」で作った十二単風舞台衣装や「光る繭」でデコレーションしたクリスマスツリーを展示。さらに、可憐に「光る花」トレニアを世界初公開。未来を彩る新しいイルミネーションの輝きが体感できる。
「人と光」では、ガリレオ、ニュートン、レントゲン、アインシュタインなど、多くの有名な科学者が挑んだ光の研究の歴史を、貴重な当時の著書の展示を通して紐解きながら、光の正体に迫るという。

国立科学博物館 特別展「ヒカリ展」
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2014/hikari