美術工芸文化の粋を集めた豪華絢爛な人形山車が巡行
江戸・明治に作られた山車が華やかに市内を練り歩く「とちぎ秋まつり」が、栃木市のメインストリートである蔵の街大通りを主会場に、11月14日から16日までの3日間開催される。
2年に1度の隔年開催で、14日は市内各地域から集まった小学生による山車(だし)曳きが行われる「こども山車まつり」を開催。15日・16日の「本まつり」では、江戸末期から明治にかけての美術工芸文化の粋を集めた豪華絢爛な江戸型の人形山車が巡行し、県内外から多くの観光客が訪れる。
お囃子を競い合う「ぶっつけ」が、まつり一番の見どころ
栃木の山車は、江戸型山車と呼ばれ、頂上に神武天皇や静御前、劉備玄徳などの歴史上の人物や民間伝承などに基づく人形を置き、山車を覆う幕は、金糸銀糸で刺繍された花や鳥、龍や鳳凰など山車ごとに特色のある刺繍が施され、彫刻なども美麗で目を奪われる美しさ。
日が落ちた後は、提灯の灯に照らし出された山車とお囃子の幻想的な世界が楽しめ、複数の山車が向き合って、お囃子を競い合う「ぶっつけ」が、まつり一番の見どころとなっている。

「とちぎ秋まつり」 公式サイト
http://www.kuranomachi.jp/akimatsuri/