11月から12月初旬にかけて紅葉が見ごろに
紅葉の名所、湖東三山の西明寺、金剛輪寺、百済寺では、11月から12月初旬にかけて紅葉のシーズンを迎え、数多くの人が訪れる。
冬桜の一種「不断桜」とともに楽しめる西明寺や、「血染めのもみじ」で有名な金剛輪寺、 本坊庭園の夜間ライトアップが行われる百済寺と、天台宗の古刹の散策にこの季節ならではの美しい彩りを添え、日本紅葉の名所100選にも選ばれる。
寺宝の特別公開なども開催
西明寺(滋賀県犬上郡甲良町)は、平安時代、仁明天皇の勅願により三修上人が開山したと伝えられ、本堂、三重塔は、鎌倉時代の和様建築の様式を伝え国宝に指定される。境内一円に紅葉約1000本があり、全山が紅葉に染まる様子は印象は圧倒的で豪華絢爛。現在、国内最大級「三千仏画像」が公開中(12月14日まで)で、国宝三重塔内壁画特別公開が11月8日から11月30日まで予定されている。
金剛輪寺(滋賀県愛知郡愛荘町)は、奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開山したと伝えられ、本堂は中世天台仏堂の代表作として国宝に指定される。池泉回遊式庭園は、桃山、江戸初期、中期の三庭からなり、晩秋の深紅に染まる色鮮やかな紅葉は「血染めのもみじ」と広く知られる。秘仏日本最古の大黒天(金運の神)が、11月1日から11月30日まで特別公開予定。
百済寺(滋賀県東近江市百済寺町)は、寺伝によれば、推古天皇14年(606年)、聖徳太子の建立という近江の最古級寺院。庭園ライトアップは、11月15日から11月24日( 日没~午後6時)。現在、二観音像(如意輪観音半跏思惟像,聖観音座像)、聖徳太子孝養像を特別公開中(12月31日まで)で、石曳き図絵馬が、11月15日から11月20日(9:00~11:00)特別公開予定となっている。

西明寺 公式サイト
http://www.saimyouji.com/index.html金剛輪寺 公式サイト
http://kongourinji.jp/index.php百済寺 公式サイト
http://www.hyakusaiji.jp/