上田地域における映像文化の振興を促す
長野県上田市では、今年で18回目となる「うえだ城下町映画祭」が、上田映劇、幻灯舎にて、11月29日・30日の2日間開催される。
1997年から始まった、同映画祭では、上田ロケ作品を始めとする日本映画の上映、映画関係者のゲストトーク、人材の発掘を目的とした自主制作映画コンテストなどを行うことで、映画関係者と市民の交流、映像に携わる人材の育成を図り、上田から映画を中心とした映像文化を盛り上げる。
「ゴジラ(1954)」デジタルリマスター版などを上映
主なるログラムは、29日の第1部が、公開60年目を迎える「ゴジラ映画」の記念すべき第1作「ゴジラ(1954)」と、ビキニ水爆実験の記憶を掘り起こす「放射線を浴びたX年後」の上映。第2部が、自主制作映画出身の古厩智之監督「『また、必ず会おう』と誰もが言った。」と、PFFアワード2012でグランプリを受賞した上田出身の鶴岡慧子監督「あの電燈」の上映と両監督によるトークなどを開催。
30日の第1部は、認知症を描いて話題となった森﨑東監督「ペコロス母に会いに行く」、気鋭のアニメーションクリエイター森本晃司監督「SHORT PEACE」を上映。第2部は、入江悠監督「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」と、上田ロケ映画劇団ひとり監督「青天の霹靂」の上映、そして劇団ひとりさんを迎えゲストトークも予定。
また、両日ともに第12回自主制作映画コンテストの受賞作品と、実行委員会による選定作品を上田映劇および幻灯舎にて上映。12月6日・7日にも、「第12回自主制作映画コンテスト受賞作品上映会」が、上田市マルチメディア情報センターにて予定されている。

「うえだ城下町映画祭」 公式サイト
http://www.umic.jp/eigasai/index.html