「単位」を通し、新たな気づきと創造性をもたらす
21 21 DESIGN SIGHT(東京都港区 東京ミッドタウン)では、企画展「単位展 あれくらい それくらい どれくらい?」が、2月20日から5月31日まで開催される。
単位というフィルターを通して、私たちが普段何気なく過ごしている日常の見方を変え、新たな気づきと創造性をもたらす展覧会で、期間中は、関連プログラムとしてオープニングイベントやギャラリートークなども開催。
また、参加型Web企画「1-100のものさがし」では、「単位展」展示作品「長さの比較:1-100のものさし」に因み、身の回りにある1~100cmの長さのものを募集している。
単位を実感することでその背景を見つめるきっかけに
空気、水、モノ、光、音、自然環境など、そのままでは捉えにくい世界に一定の基準を設けることによって比較や共有を可能にした知恵と思考の道具である「単位」。
同展は、多種多様なモノやコトの中にどのような単位があるのかを知り、実感することによって、モノがつくられたプロセスやデザインに対する考え方、単位が生み出された文化や社会背景を見つめるきっかけともなる展覧会。
展示内容は、子どもが1mになったことを祝うパーティーの写真作品「1 Meter Party」(ヘルムート・スミッツ)や、かつての1mの国家標準「メートル原器(レプリカ)」(東京都計量検定所 所蔵)、時という概念をこれまでどのように視覚化してきたか、様々な計測道具を展示し、時間の捉え方を紹介する「時間の比較:1/1000秒の世界、フォトフィニッシュ」(セイコーホールディングス提供)、「時間の比較:awaglass」(寺山紀彦)など。
オープニングイベント「あれくらい それくらい どれくらい?」(2月28日14:00-16:00/21 21 DESIGN SIGHT)では、「単位展」企画チームが一堂に集まり、それぞれの視点で展覧会リサーチ、会場構成、展示企画などのことを、ギャラリーツアー形式で会場を周りながら紹介する。

21 21 DESIGN SIGHT 公式サイト
http://www.2121designsight.jp/