御本尊の御身代わり 「前立本尊」の姿を拝むことが叶う
善光寺(長野市元善町)最大の盛儀として有名な、7年に1度の「御開帳」が、平成27年4月5日から5月31日まで開催される。
秘仏である御本尊の御身代わり 「前立本尊」(鎌倉時代・重要文化財)が御宝庫から本堂に迎えられ、約2か月にわたって行われる壮麗な行事で、参詣者が特別に姿を拝むことが叶う。
また、善光寺御開帳にあわせ、長野市では、善光寺表参道を“毎日がお祭りのご縁ストリート”にする「日本一の門前町大縁日」と銘打ってさまざまなイベントを開催する。
初の試みとして、本堂と回向柱を夜間ライトアップ
善光寺御開帳は、数え年で7年に1度(開帳の年を1年目と数えるため、実際には6年に1度の丑年と未年)に開催され、御開帳に先立ち、3月29日には「回向柱受入式」、4月3日に「回向柱建立式」、4月4日に「前立本尊御遷座式」が行われる。
御開帳初日の4月5日に「開闢大法要」が営まれ 、御開帳が始まる。御開帳が終了するまで本堂前に建立された回向柱は、前立御本尊の右手の金糸から続く五色の糸と白い布から成る善の綱と結ばれており、柱に触れることで人々は御仏と結縁でき、功徳を得られるとされる。
御開帳期間中は、前立本尊を讃えるために行われる最も重要な儀式のひとつ「中日庭儀大法要(天台宗)」(4月25日)、「中日庭儀大法要(浄土宗)」(5月9日)が行われ、5月17日には長野市無形民俗文化財に指定される篠ノ井地区の2体の大獅子が表参道を練り歩き、山門前で勇壮な獅子舞を披露する「篠ノ井大獅子奉納」が行われ御開帳を盛り上げる。
また、御開帳期間中の初の試みとして、夜間(日没後から午後9時まで)、本堂と回向柱をライトアップ。「極楽浄土」をイメージし、本堂などを金色に照らすという。

善光寺御開帳奉賛会 「善光寺御開帳」
http://www.gokaicho.com/「善光寺御開帳2015 日本一の門前町大縁日」
http://nagano-citypromotion.com/daiennichi/