京都を舞台に世界の第一線で活躍する作家全40組が参加
京都では、「PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭2015」が、京都市美術館の全館と京都府京都文化博物館を主会場に、3月7日から5月10日までの約2か月間にわたり開催される。
複数の会場を有機的に連携させながら開催される京都で初めての大規模な現代芸術の国際展で、国際交流と文化の集積地・京都を舞台に、世界の第一線で活躍する全40組45名の作家が、20の国と地域より参加予定となっている。
現代芸術の多様な表現や思考と出会う
「PARASOPHIA」では、世界の第一線で活躍するウィリアム・ケントリッジ、 サイモン・フジワラ、アリン・ルンジャーン、ヤン・ヴォー、田中功起などが参加。主な会場は、京都市美術館と京都府京都文化博物館で、歴史ある建物の全館が現代芸術で埋め尽くされるという今までにない空間が展開される。
美術館入り口にはやなぎみわの巨大な移動舞台車が出現。また、1階の大陳列室には高さ15メートルに及ぶ蔡國強の竹製の塔作品に京都の子どもたちが作った大量のオブジェが飾られるという大型作品が登場。
京都府京都文化博物館別館では、森村泰昌とドミニク・ゴンザレス・フォルステルの作品を展示。この場所だからこそ表現できる独特の世界観を構築する。
さらに、京都芸術センターにはアーノウト・ミックの映像インスタレーション作品、堀川団地には、ピピロッティ・リストや笹本晃、ブラント・ジュンソーによる作品が出現。また、鴨川デルタにスーザン・フィリップスによる音の作品が設置され、河原町塩小路周辺にはベルリンの2人組ヘフナー/ザックス、書店のショーウィンドーにはリサ・アン・アワーバック、というように場所と作家の化学反応をみることができるとしている。

「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭」 公式サイト
http://www.parasophia.jp/