「春爛漫」をテーマに30の窯元が新作を展示販売
“秘窯の里”佐賀県伊万里市の大川内山(おおかわちやま)では、「第41回 春の窯元市」が、4月1日から5日までの5日間開催される。
「春爛漫」をテーマに30の窯元が新作を展示販売。通常より、焼物を安く購入することができ、2級品なども販売される。また、スタンプラリーなどのイベントも予定され、多くの焼物ファンで賑わう。
「秘窯の里」の春の景色を堪能しながらゆっくり散策
大川内山は、1660年代頃に鍋島藩の御用窯が築かれ、朝廷や将軍家などへ献上する高品位な焼物が焼かれたところ。この献上品は、世界の至宝「鍋島」と呼ばれ、現在の窯元は、藩窯で培われた高度な技法を受け継ぎながら新たな技術を取り入れるなど、300有余年の歴史を誇る伊万里焼の中心となっている。
狭い谷間にレンガ造りの煙突や窯元が立ち並び、その後背に青螺山(せいらさん)がそびえる風景はさながら山水画のようで、「秘窯の里」としての雰囲気を醸し出し一年を通じて多くの観光客が訪れる。
「春の窯元市」は、桜が咲き乱れる最も美しい季節に開催され、春の景色を堪能しながらゆっくり散策し、各窯元の作品からも、「春」を感じて楽しむことができる。

伊万里鍋島焼協同組合 「大川内山」
http://www.imari-ookawachiyama.com/