9日の神幸祭、10日の神輿宮入を中心に、都心が江戸祭礼の熱気に包まれる
日本3大祭りのひとつで、“江戸の華”「神田祭」が、5月7日から15日まで開催される。
今年の「神田祭」は、神田明神が元和2年(1616年)、「江戸総鎮守」として、表鬼門守護の地となる、現在の外神田が選ばれ遷座したことにより、遷座400年奉祝祭として実施。
鳳輦神輿遷座祭(5月7日)から、最終日の例大祭(5月15日) まで、数多くの神事や行事が行われ、絢爛豪華な神幸祭(9日)や、雄壮な神輿宮入(10日)では、数多くの人出で街中が祭りの熱気と興奮に包まれる。
江戸・東京の下町を巡行し祭礼絵巻を繰り広げる神幸祭
神幸祭は、「一の宮鳳輦」「二の宮神輿」「三の宮鳳輦」をはじめ、諫鼓山車や獅子頭山車など約500名からなる行列が、神田、日本橋、大手丸の内、秋葉原など氏子108町会を巡行し、神々の力によって各町会を祓い清める、神田祭のメインの神事。約30キロメートルの長い道のりを歩き、夕方日本橋より「附け祭」の行列も加わって、1000人規模の大行列へと膨らむ。
「附け祭」には、静岡県・三熊野神社の祢里が約10年ぶりに登場。また前回に引き続き、相馬野馬追騎馬武者の行列、東京大学・文化資源学会による行列、東京藝術大学学生による曳き物など、より賑やかな行列が神田祭に加わる。
神輿宮入では、神輿約200基が、朝から晩にかけて、切れ目なく神田明神へ練り込み参拝し、再び町に繰り出す。粋でいなせな江戸っ子たちの元気の良いかけ声が響き渡り、氏子たちの熱気あふれる雄壮な様子に圧倒され、祭りの見どころのひとつとなっている。

「平成27年神田祭」 特設サイト
http://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/