ヴェネツィア・ルネサンス美術をティツィアーノを中心に紹介
東京都美術館では、「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が、1月21日から4月2日まで開催される。
15世紀から16世紀にかけて、フィレンツェ、ローマと並ぶルネサンス美術の中心地として、多くの優れた画家たちを輩出したヴェネツィア。
同展は、ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノを中心に、黄金期を築いた多様な芸術家たちの絵画を通して、ヴェネツィア・ルネサンス美術の特徴とその魅力を紹介する。
ティツィアーノの「フローラ」など数々の傑作と出会える
展示構成は、「第1章 ヴェネツィア、もう一つのルネサンス」、「第2章 ティツィアーノの時代」、「第3章 ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ - 巨匠たちの競合」で、ベッリーニ工房を中心に展開するヴェネツィア・ルネサンス初期、ティツィアーノの円熟期とヴェネツィア派の画家たちの時代、ティツィアーノ以後の巨匠たちの時代という流れに沿って、およそ70点におよぶ絵画、版画を紹介。
ティツィアーノの「フローラ」や「ダナエ」、「教皇パウルス3世の肖像」、「マグダラのマリア」といった傑作や、パルマ・イル・ヴェッキオの「ユディト」、パオロ・ヴェロネーゼの「聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者聖ヨハネ」などイタリア屈指の美術館が所蔵する数々の素晴らしい絵画に出会え、ヴェネツィア派の魅力を存分に堪能できる機会となっている。
(画像はNHKプロモーション 「ティツィアーノとヴェネツィア派展」特設サイトより)

NHKプロモーション 「ティツィアーノとヴェネツィア派展」特設サイト
http://titian2017.jp/