燃え盛る炎が奈良の冬の夜空を赤く染める
早春を告げる奈良の一大行事、「若草山焼き」が、奈良公園内・若草山一帯で、1月28日に開催される。
打ち上げ花火の合図の後、33ヘクタールの草地に一斉に火がつけられ、燃え盛る炎が奈良の冬の澄んだ夜空を赤く染め、山全体が浮かび上がる姿は壮観で、多くの人出で賑わう。
大花火打ち上げも見どころのひとつ
「若草山焼き」は、春日大社、東大寺、興福寺の神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊、さらには奈良全体の防災と世界の人々との平安を祈る伝統行事。
毎年1月の第4土曜日に行われ、18:30から本焼きが始まるが、その前の18:15に、大花火打ち上げが行われ、尺玉花火が冬の奈良の夜空を彩る。
若草山焼きの点火は、奈良市消防団約300人が、山麓中央の大かがり火から松明に火を移し、若草山の正面に火を運び、法螺貝・ラッパ・号砲の合図で一斉に行う。
また、山麓特設ステージでは「鹿せんべい飛ばし大会」(12:30~15:00)、「消防団出発式典」(17:00~17:20)や、「祝い太鼓」(16:00~16:30)、「奉納太鼓」(18:30~19:00)の演奏も予定。
奈良の伝統野菜、素麺、春雨などが入った食べるスープを提供する「奈良ほっとスープマーケット」(13:00~19:00)も開設される。
(画像は奈良市観光協会公式サイトより)

奈良市観光協会 公式サイト
http://narashikanko.or.jp/index.php