豪華絢爛な笠鉾・屋台が勇壮に市街地を巡行
京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭り」に数えられる「秩父夜祭」が、埼玉県秩父市の秩父神社および周辺市街地で、12月2日・3日の2日間開催される。
勇壮な屋台囃子を打ち鳴らし、重要有形民俗文化財に指定されている、笠鉾2基と屋台4基の山車が街中で引き回され、2日が宵宮、3日が大祭で、冬の夜空を彩る花火も打ち上げられ、大勢の人出で賑わう。
冬の夜空を彩る打ち上げ花火の競演が多くの人々を魅了
祭りの主なスケジュールは、2日の宵宮では、午後8時まで、屋台・笠鉾の4基が巡行。巧みな技を極めた極彩色の彫刻や、金糸をあしらった後幕の刺繍などに彩られた、豪華絢爛な笠鉾・屋台を近くで楽しめ、ゆっくりと観覧できる。
3日の大祭では、早朝から翌朝まで、屋台・笠鉾の6基が巡行。この日の夜がお祭りの最高潮となるため秩父夜祭と言われ、最大20tもある屋台・笠鉾をお旅所への急な団子坂を引き上げる様子は大迫力で、祭りのクライマックスとなっている。
また、秩父夜祭になくてはならない冬の夜空に舞う花火は必見で、冬の澄んだ空気のなかで、より鮮明で、ダイナミックに次々と打ち上がる連続花火、大スターマインが観客を魅了する。

秩父市 「秩父観光なび」
http://navi.city.chichibu.lg.jp/