男鹿の冬を代表する祭り
神事「柴灯祭」と伝統行事「ナマハゲ」を組み合わせた冬の観光行事、「なまはげ柴灯(せど)まつり」が、秋田県男鹿市の真山神社で、2月10日から12日までの3日間開催される。
男鹿の冬を代表する冬祭りとして昭和39年にはじまり、毎年2月の第2金・土・日の3日間開催される祭りで、真山神社境内に焚き上げられた柴灯火のもとで繰り広げられる勇壮で迫力あるなまはげの乱舞は見る人を魅了する。
なまはげの魅力を堪能できる
真山神社の「柴灯祭」は、長治年中(平安末期)より行われてきたという由緒ある祭儀で、1月3日、境内に柴灯を焚き上げ、この火によってあぶられた大餅をお山の神に献ずる儀式が執り行われ、この餅を受けとる為に下山するなまはげは、この神の使者「神鬼」の化身と云われる。
神鬼に献じられた餅は、護摩餅(ごまのもち)と称され、災難除去の御護符として氏子や参詣者に頒賜される。
「なまはげ柴灯まつり」は、「柴灯祭」と、大晦日に男鹿市内の約80の集落で行われている民俗行事「なまはげ」を、観光行事として開催するもの。
行事予定は、鎮釜祭・湯の舞にはじまり、なまはげ入魂、なまはげ行事再現、なまはげ踊り、なまはげ太鼓、なまはげ下山・献餅、里のなまはげ乱入に至るまで、なまはげの魅力を堪能できる。
祭りのクライマックスは、なまはげ下山・献餅で、松明をかざしたなまはげが闇の中から現れ、雪山から観客のもとに降り立ち、境内を練り歩き、神に献ずる護摩餅を神の使者なまはげに進ずる儀式が行われる。
会場では、柴灯火で焼いた大餅を切り分けなまはげにより観客に配られ、この護摩餅は、災難除去の御護符として御利益があるとされる。
(画像は「なまはげ柴灯まつり」特設サイトより)

「なまはげ柴灯まつり」 特設サイト
https://www.oganavi.com/sedo/真山神社 公式サイト
http://www.namahage.ne.jp/~shinzanjinja/