梅苑は1月28日より開苑
京都・北野天満宮では、一年の無病息災、招福を願い、「節分祭・追儺式」が、2月3日に開催され、神楽殿では北野追儺狂言などが奉納され、豆まきが行われる。
また、梅苑は1月28日より開苑。早咲きの梅が寒さの中、春を告げるかのように咲き始め、2月下旬から3月中旬に見頃を迎える。
節分の「四方参り」
北野天満宮は、天暦元年(947)、京都の「乾の隅」の守神として、皇城鎮護の願いをこめて建立され以来、災難除け・厄除けの社として、朝廷をはじめ都に住む人々の篤い信仰を集める。
今なお京都では節分の日に「四方参り」と称し、鬼門の吉田神社、風門の八坂神社や伏見稲荷大社、人門の壬生寺、そして天門の北野天満宮と、節分ゆかりの4社寺を参詣する習慣が続く。
当日は、午前10時本殿にて節分祭が斎行され、社頭では終日災難厄除けの御札・御守及び銀幣が特別授与され、神楽殿において、茂山千五郎社中による「北野追儺狂言」、上七軒の舞妓・芸妓による日本舞踊が奉納され、次いで豆まきが行われる。
また、北野天満宮の境内には、50種約1500本の縁の梅があり、年末から正月にかけて、冬至梅・照水梅・寒紅梅等の早咲きの梅が咲き始め、梅の盛りを迎えると境内一円が馥郁な香りで包まれる。
2月25日には、梅花祭と梅花祭野点大茶湯が催され、上七軒の芸妓さんたちの奉仕により、境内で華やかな野点が楽しめる。
(画像は北野天満宮公式サイトより)

北野天満宮 公式サイト
http://kitanotenmangu.or.jp/index.php