江戸時代から続く八代地方最大の祭礼行事
八代市では、九州3大祭りの1つで、国の重要無形民俗文化財に指定された歴史のあるお祭り「八代妙見祭」が、11月22日・23日に開催される。
「妙見祭」は、妙見宮(八代神社)の秋の大祭で、江戸時代から続く八代地方最大の祭礼行事。11月23日に行われる神幸行列では、江戸時代から受け継がれてきた伝統ある出し物が数多く参列し、県内外から集まる多くの見物客で賑わう。
祭りの見どころは、11月23日の神幸行列(お上り)
祭りのいちばんの見どころとなる、11月23日の神幸行列(お上り)は、7時30分に塩屋八幡宮を出発。妙見宮のご祭神を乗せたお神輿が、獅子、笠鉾などの出し物に伴われる豪華絢爛な様子は、まるで時代絵巻を見ているかのようで見るものを魅了する。総勢1,500人を超える行列は、やつしろハーモニーホール、八代駅前で演舞を披露しながら、終着地、妙見宮までの約6kmの道のりを練り歩く。
12時30分、妙見宮近くの砥崎河原(とさきのかわら)で、銅鑼(どら)やチャルメラの音が鳴り響き、獅子の演舞が始まると、神幸行列が砥崎の河原へ出発。頭が蛇で体が亀の形をした全長3m、重さ100kg超の「亀蛇(きだ)」が時には客席へ飛び込みながら勇壮に舞い、奉納された飾馬が水しぶきを上げながら駆け巡るなど、祭りはクライマックスを迎える。
八代の晩秋を彩る、歴史と伝統に満ちた祭りを見に出かけてみては?

「八代妙見祭」公式サイト
http://www.myouken.com/index.html