古代ギリシャ各地に花開いたさまざまな美術を「時空を超えた旅」と見立てて紹介
東京・上野公園の東京国立博物館では、特別展「古代ギリシャ-時空を超えた旅-」が、平成館で、6月21日から9月19日まで開催される。
新石器時代からヘレニズム時代までの各時代、ギリシャ各地に花開いたさまざまな美術を「時空を超えた旅」と見立てて紹介。ギリシャ本国の作品のみによるものとしては、かつてない大規模なギリシャ美術展となっている。
同展は、長崎県立美術館(2016年10月14日~12月11日)、神戸市立博物館(12月23日~2017年4月2日)に巡回予定。
ギリシャの国立博物館群から厳選された300件を超える貴重な作品を展示
同展では、ギリシャ国内40か所以上の国立博物館群から厳選された300件を超える古代ギリシャの貴重な作品を紹介。
展示構成は、第1章古代ギリシャ世界のはじまり(前7000年紀~前2000年頃)、第2章ミノス文明(前3000年頃~前1100年頃)、第3章ミュケナイ文明(前1600年頃~前1100年頃)、第4章幾何学様式~アルカイック時代(前900年頃~前480年)、第5章クラシック時代(前480年~前323年)、第6章古代オリンピック、第7章マケドニア王国、第8章ヘレニズムとローマ。
第2章ミノス文明では、聖なるモチーフである牡牛や双斧を表した祭具や、海のモチーフで装飾された土器、繊細で美しい装身具や、大噴火で埋もれたテラ(サントリーニ)島アクロティリ遺跡で出土した色鮮やかなフレスコ画などを見ることができる。

「古代ギリシャ-時空を超えた旅-」 公式サイト
http://www.greece2016-17.jp/