大阪市内の夏祭りを盛大に締めくくる
大阪の夏祭りの最後を締めくくる「住吉祭」が、住吉大社で、7月30日から8月1日までの3日間開催される。
大阪中をお祓いする「お清め」の意義があり、古くより「おはらい」ともいわれ、30日に宵宮祭、31日に例大祭・夏越祓神事、8月1日に神輿渡御を催行。期間中は境内に数多くの屋台も並び大勢の人出で賑わう。
70年以上の時を経て大神輿が復活
31日の夏越祓神事は、中世室町期の装束を身にまとい、華麗に着飾った夏越女・稚児らが茅の輪をくぐる儀式が盛大に行われる。
五月殿で大祓式が行われたのち、一般市民も行列に参加して、茅を1本取り、祓いながら3度の茅の輪をくぐり本宮に参進。第一本宮で祭典が行われ、神楽や住吉踊が奉納される。
茅の輪は、住吉祭の終わる8月1日の夜まで住吉鳥居に設けてあり、お祓いをすることができる。
翌1日の神輿渡御では、住吉大神の神霊をお遷しした神輿行列が堺の宿院頓宮までお渡りし沿道には多くの参拝客が訪れる。
今年は、「目方700貫(約2.6トン)」ともいわれる大阪一を誇る大神輿が、70年以上の時を経て復活するのも大きな見どころ。途中、大和川では川の中を練り廻り、やがて御旅所である宿院頓宮に到着後、飯匙堀にて荒和大祓神事が執り行われる。

住吉大社 公式サイト
http://www.sumiyoshitaisha.net/