7月に入ると毎晩のように市内の社寺数か所で開催される
鹿児島の夏の風物詩、「六月灯」が、旧暦6月(現在は主に新暦7月)に、県内の神社や寺院で催される。
それぞれ日を定めて行われる夏祭りで、7月中は毎晩のように市内の社寺数か所で催され、地元の住民らが奉納した灯籠が社寺の境内を照らし、奉納の芸能があったり、夜店が出たりして賑わう。
最大級、照國神社六月灯は、7月15日・16日開催
「六月灯」は、島津19代藩主光久が上山寺新照院の観音堂を造立して参詣した際、たくさんの灯籠をつけさせたので、檀家もこれにならい灯籠を寄進したのが始まりといわれる。
また、「六月のオツメアゲ」といって早馬神や鎮守様などにお燈明を上げ、牛馬の疫病祓いや田の病虫害駆除を祈る習わしがあり、こうした民間の行事が洗練されて「六月灯」の祭りになったのだろうという説もある。
照國神社では、最大級の「六月灯」が、7月15日、16日に開催され、境内には企業や商店街が奉納した豪華な灯籠が多数飾られる。当日は照国町交差点から照国神社前と神社脇の道路が歩行者天国になり、たくさんの夜店が立ち並び大勢の人々で賑わう。また、両日とも20時30分前後に約300発の花火が打ち上がる予定となっている。

「鹿児島県観光サイト 本物。の旅かごしま/特集 鹿児島の夏の風物詩 六月灯を楽しむ」
http://www.kagoshima-kankou.com/guide/special/007/