重さ5トン、長さ90メートルの大綱を曳きあう
沖縄県与那原町では、440年余の伝統を誇る、沖縄三大綱曳きのひとつ、「与那原大綱曳」が、8月15日・16日の2日間開催される。
豊年祈願の神事として、琉球王国の尚永王代(1573年~1588年)に始まったといわれ、東西の綱の結合により稲の実りを前祝し、勝敗によって豊作、凶作を占う伝統行事。重さ5トン、長さが50間(90メートル)の大綱を力強く曳きあう。
コンサートや花火なども開催され祭りを盛り上げる
大綱曳当日(16日)は、東西に分かれた雄雌の2本の大綱が、歴史的な題材にした芸能など特別の扮装をした「支度」を乗せ勇壮に街を練り歩く。女性たちは、金鼓隊が奏でる、金鼓と銅鑼、ボラ(法螺貝)に合わせて、「メーモーイ(前舞い)」を踊る。旗頭、金鼓隊、メーモーイ、綱の順序で綱曳き場のある御殿山青少年広場へ向かう。
東西の大綱が合わさりカナチ棒が入った瞬間、綱が地面に叩き付けられて綱曳きがスタート。東西に引き合いながらの攻防は見る人を魅了し、曳く人の心を熱くさせる。大綱曳の他、コンサートや沖縄角力、花火などのイベントも開催され、祭りを盛り上げる。

与那原町 「祭り情報」
http://www.town.yonabaru.okinawa.jp/hureai/maturi/