参道や石燈籠のろうそくの灯りが、幻想的な世界を作り出す
萩の夏の風物詩、「萩・万灯会」が、8月13日に「迎え火」として大照院で、8月15日に「送り火」として東光寺で開催される。
毛利氏の菩提を弔うため、石燈籠(大照院、約600基、東光寺、約500基)に入れられたろうそくの灯りが、幻想的な世界を作り出す。当日は、19:00頃から22:00までの間、だれでも自由に参拝できる。
13日は大照院墓所にて墓前供養祭を開催
大照院は、萩藩初代藩主の毛利秀就の菩提を弔うために、2代綱広が1656年(明暦2年)に建立した臨済宗の寺院で、1747年(延享4年)の火災により全焼した後、1750年(寛延3年)~1755年に再建。本堂、庫裏、書院、鐘楼門、経蔵といった主要な建物は、国指定重要文化財に指定されている。
東光寺は、1691年(元禄4年)に萩藩3代藩主毛利吉就公が開基となって創建された黄檗宗の寺院で、総門、三門、鐘楼、大雄宝殿は国指定重要文化財に指定されている。
大照院は毛利藩主の初代と2代から12代まで、偶数代の藩主の墓が、また、東光寺は3代から11代までの奇数藩主の墓があり、どちらも国指定史跡となっており、石燈籠は家臣をはじめゆかりの深い人びとにより寄進されたもの。
13日は、墓所にて墓前供養祭(20:00~)が行われ、会場ではろうそくが販売され、火をともすことができる。また、呈茶席(19:30~21:30)も開かれる。

萩市観光協会 「ぶらり萩あるき/萩・万灯会」
http://www.hagishi.com/event/mantoue/