正月用品や縁起物を買い求める人々で賑わう
京都の東寺境内では、1年最後の弘法さんの縁日に開かれる弘法市、「終い弘法」が、12月21日(8:00~16:00)に開催される。
弘法市は、弘法大師の月命日である21日の法要に伴い、毎月開かれるが、「終い弘法」では、約1200の露店が並び、日用雑貨品や植木、骨董品などに加え、正月用品や縁起物、葉ボタン、松竹梅の鉢植えなどを買い求める人々で賑わう。
「一銭一服」の茶屋から始まり、700年以上続く弘法市
東寺の御影堂では、毎月21日午前10時から、弘法大師空海に報恩感謝する御影供(みえいく)という法要を御影堂が行われ、御影堂の外陣に上がることができる。また、弘法大師空海がご入定になった4月21日(旧暦の3月21日)には、正御影供の法要が行われる。
弘法市は、毎月21日の法要に多くの人がお参りするようになり、参拝する人々のために「一銭一服」の茶屋が開かれたのが始まりで、団子や、薪や炭、鍋釜といった日用品も売られるようになり、700年以上の歳月を経て、今日の賑やかな姿になり、「弘法さん」とも呼ばれて親しまれている。
特に年末年始の弘法市は「終い弘法」「初弘法」と呼ばれ、多くの露店がひしめき、参拝に訪れる人々の熱気に包まれる。

東寺 公式サイト
http://www.toji.or.jp/東寺 「御影供と弘法市」
http://www.toji.or.jp/mieiku.shtml