春の訪れを告げる近江八幡の火祭り
湖国に春の訪れを告げる「近江八幡左義長まつり」が、日牟禮八幡宮及びその周辺で、3月12日・13日の2日間開催される。
近江八幡の左義長は元来、安土城下で行われていたもので、城主であった織田信長自らも踊り出たと伝えられ、信長亡きあと豊臣秀次が八幡山城を築き、それにつれて安土から移住した人々によりはじめられたといわれる歴史有る祭り。
3月の左義長祭りと4月の松明祭りという2つの大規模な火祭りは、いずれも日牟禮八幡宮の氏子により行われ、「近江八幡の火祭り」として、国の無形民俗文化財にも選ばれている。
クライマックスは「左義長奉火」
祭りの主なスケジュールは、12日13:00に左義長13基が日牟禮八幡宮へ勢揃いし、山車コンクールの審査も行われる。14:00から渡御(旧町内巡行)が行われ、17:30頃に日牟禮八幡宮帰着。ダシコンクールの表彰式が行われる。
左義長は町内の人々の手作りにより費用を惜しまず、手間ひまかけて丁寧に作られ、その年の干支に因んだものをテーマに、年毎に新たな左義長が各町の誇りをかけて制作される。
13日には、午前中から各町の左義長が旧城下町を中心に自由に練り歩き、「組合せ」(左義長のけんか)が行われる。
20:00から、火祭りのクライマックスである「左義長奉火」が日牟禮八幡宮ではじまり、みくじ祭での奉納順に従い、5基一斉奉火後、順次奉火。最後の左義長が燃えるまで、祭りは夜遅くまで続く。
(画像は近江八幡観光物産協会サイトより)

近江八幡観光物産協会 「左義長まつり」
http://www.omi8.com/maturi/sagicho.htm