「ものづくりのリアル」
「ものづくりのリアル」は、作り手が自分で製品をつくり、発信することを目的としたイベント式の販売方法だ。製作者と消費者が直接対話して製品の価値を確認してから購入することができる、昔ながらの市場的イベントとして人気を呼んでいる。
第4回を迎える今回は、洞爺湖サミットのギフトにも使用された最高品質の江戸切子で世界に知られる「江戸切子の店 華硝」と日本酒(尾畑酒造)との連携イベントとして開催された。江戸切子と日本酒をテーマに、お酒と器の話や江戸切子での試飲会、更には日本の紋様、柳行李のお話など、専門家による日本文化を取り入れたライフスタイルの話で多くのファンが楽しんだ。
場所 表参道RIN 3F
日時 2010年4月17日・18日 15時半~17時まで
江戸切子
江戸切子は江戸期から伝わるガラス工芸品。ガラス工芸品としては日本で唯一、国の伝統的工芸品として認定されている。その高度な技法は、江戸切子職人の間で現在に至るまで忠実に受け継がれており、世界の人からその美しさに称賛の声が挙がっている。「江戸切子の店 華硝」では、工房の職人の手によりカットから磨きまで1点1点すべて手作業で製造している。その繊細で美しい輝きが若い世代からも支持されて、伝統的紋様とオリジナルの紋様を組み合わせた同社職人の新しい感性で次々と新作品が生まれている。
次回予定
「第5回5ものづくりのリアル」は7月10日・11日の開催、夏に関わる作り手が集まる予定である。日本の伝統工芸と身近に接することのできる絶好の機会だ。
江戸切子の店 華硝(はなしょう)