期待のRPG「FableⅢ」を始め、充実のラインナップ!
マイクロソフトが2010年2月11日、米国カリフォルニア州サンフランシスコにおいて最新ゲームの報道関係者向け展示会「X10」を開催した。
注目度が高かったのは「Halo(R):Reach」(日本発売予定:2010年秋)「Alan Wake(TM)」「Crackdown2」日本語タイトル名「ライオットアクト2」「Fable(R)III」
話題のソフトがXBox360で2010年は楽しめる報道内容のようだが、やはり、日本で発売されるかの方が重要であろう。そこで、今回は日本で発売されるタイトルと、その中で最も個人的に期待している「FableⅢ」を紹介しよう。
日本で発売されるタイトル!『Halo(R):Reach』
『Alan Wake(TM)』
『Crackdown 2』
『デッドライジング(TM)2』
『スプリンターセル コンヴィクション』
『Fable(R)III』
『ロスト プラネット2』
『TOY SOLDIERS』
『Game Room(ゲームルーム)』
『Scrap Metal(TM)』
以上の10本。この作品がどれも2010年に楽しめるというのはかなり豪華な印象を受けた。このソフトの中で今回はFableⅢを取り上げて行くのだが、まずはFableシリーズから振り返って見よう。
Fableとは「ポピュラス」「ダンジョンキーパー」「テーマパーク」などで著名なゲームデザイナー、ピーター・モリニューが監修を務めるファンタジー・ロールプレイングゲーム。
ポピュラスは初期にSFで発売されたので覚えている方も多いだろう。今はDSにも移植されていたと思うが、昔から、独特の世界観を構築する優れたゲームデザイナーとして筆者は知っていた。
特に好きなのはテーマパークであった。遊園地を経営するというシミュレーションなのだが、かなり面白かった。乗物造ったり、道を造ったり、ファーストフード店などを造ったりして、客を呼び寄せて利益をあげていく。
そんな経験などから、独自の世界観を徹底的に追及して発売されたのがこのFableである。これが2005年3月17日。XBox本体そのものが売上が伸びなかったために、日本ではそれほど売れてはいないのだが、なんと、海外では260万本という驚異的な売上がある。
そして、このシリーズも、オブリビオンとディアブロ、といったファンタジーRPGの歴史にかかせない物として、君臨していく大ヒットシリーズとなる。
オブリビオンと同じような箱庭ファンタジーRPGであるのだが、どちらがいいとかは判断が非常に難しい。目指す方向性は箱庭なのだが、自由度が高すぎて、この二つのいわゆる「洋ゲー」をやってしまうと、日本の和製RPGが自由度という視点からすれば、負けているのかよくわかると思う。
日本の和製RPGも頑張ってほしいところではある。後は、洋ゲー独特の日本人には馴染むのが難しいデザインさえ、何とかなれば、日本でも海外並みに売れ行きが期待できそうな気もするが、世界では日本のようなデザインは少数派なのだろうか。興味深いところではあるが、アメリカのスパイダーマン、バットマンなどのコミックを見てみると、やはり、違う文化を感じてしまう。
そして、続編としてFableⅡはXBox360で発売することになる。日本で発売されたのが2008年12月18日。どんなゲームかはPVがあるのでみてもらうことにしよう。
Fable2FABLE 2 Gameplay再生数が120万回とか凄いプレイ動画なのだが、動画を見るとどんなゲームかは直ぐにわかると思われる。これも海外では非常に売れた。日本でも何度かファミ通のトップ5にでていたと思うが、それほど爆発的に売れたイメージはあまりない。
では、これぐらいにして、FableⅢの方をお送りしよう。
『Fable(R)III』『Fable II』の最終章から50年後、『Fable III』の壮大な物語は、アルビオンの王座を支配する旅として始まります。忠実な仲間とともに不正に対抗し、仲間を増やして敵を倒し、王国の頂点へと上り詰めていきます。
しかし、大きな力には大きな責任が伴います。権力の座に上る途中で結んだ約束を守るのか、それとも自分を優先して忠誠を犠牲にするのか…。
あなたは王もしくは女王として自らの道徳心が試され王国全体に影響を及ぼす選択、そして犠牲に迫られていきます。英雄的行為、指導者の統率力、そして、その行動の結末といったテーマが、分裂した民衆を一つにする戦いの中で大規模に展開していきます。
民衆の良き統治者となるか、それとも、アルビオン全土を崩壊へと導いてしまうのか―それはあなた次第です。
これを見て驚くのが、次は国を統治できるようなシステムが仄めかされている。戦争とか、領土争いなどができるということなのか。もう、自由度が高いとかいうレベルじゃない。前半で英雄となり民の支持を集めて、王様となり、後半は王様として民を導く。いや、もしくは破滅させる。世界崩壊とかも、非常に気になる。
これだけ読んでも期待が高まるばかりと思うが、動画を見るとさらに興味が沸いてくる。
Fable 3 Debut Trailer [HD]残念ながら,実際どんなゲームになるのかそういうシステム面は明らかにされていない。だが、元々、ポピュラスやテーマパークなどを造ったゲームデザイナーであるので、そうしたシミュレーション要素も非常に期待できるのではないだろうか。